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「とのうち小児科」元院長よりお詫びとご報告

患者の皆様へのお詫びとご報告

 

「とのうち小児科」が10月4日から突然休診状態になり、患者の皆様、並びにご関係の皆様に多大なご迷惑をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。

 

私は重大なトラブルに巻き込まれて、10月3日をもちまして「医療法人じねんじゅく」を心ならずも退職せざるを得なくなり、その結果、やむをえず休診となってしまいました。

 

退職する前から、なんとか診療を継続できるよう経営側と折衝を続けてまいりましたが、残念ながら事態を好転させることができませんでした。

 

こうなってしまったことへの私自身の責任を痛切に感じながら、現在、再開に向けて鋭意努力いたしております。

もし再開が可能になったあかつきには、改めてお知らせ申し上げます。

 

皆様にはたいへんな混乱を招きご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫びいたします。

 

平成28年12月

  殿内 力

posted by jinen_kun | 14:36 | 医院・医療 | - | - |
熱性けいれんの対応☆ガイドライン2015を中心に

熱性けいれんの抗けいれん剤(ダイアップ坐剤)による予防の適応基準

  〜熱性けいれんガイドライン2015より〜

以下の適応基準またはを満たす場合予防をおこなう

機,韻い譴鵑長引いたことが1回でもあった場合(持続時間15分以上)

供ー,16のうち2つ以上を満たした熱性けいれんが2回以上あった場合

1.全身でなく身体の一部のけいれん、または24時間以内にけいれんを繰り返す

2.熱性けいれんを起こす前から神経学的異常、発達遅延がある

3.熱性けいれんまたはてんかんの家族歴がある

412か月未満ではじめてけいれんを起こした

5.発熱後1時間以内でのけいれん

638度未満の熱でのけいれん

    短時間のけいれんが1回あっただけでは予防は行わない

 

 

熱性けいれんについての基本事項

 

☆熱性けいれんとは・・・

熱があるときに起きるけいれんで、熱以外に明らかな原因がないもの

 年齢は主に生後660か月までの乳幼児におこる

 こどもが経験する可能性(有病率)はわが国では711%:諸外国では25

 けいれんとは、体や四肢(手足)をがくがくさせて意識がなくなる発作をいう

  ただし、脱力、一点凝視、眼球上転のみなど、発作が一部のみにみられることもある

 

☆熱性けいれんの治療の基本

 基本的に良性疾患であることを保護者に理解してもらい、安心させることを基本とする

 けいれん中にのどにものをつまらせる誤嚥による死亡例の報告はなく、命の危険は低い

 熱性けいれんからてんかんになることはなく、別の病気と考えられる

  →以上の理由から、不要な薬物療法はしない

 

☆熱性けいれんの再発について・・・

熱性けいれんを一度起こした子が2度目に起こす可能性(再発率)は2440

  ・・・2回以上起こす子は半分以下(3割程度):およそ3分の2は再発なし

 

熱性けいれんを起こしたときの対応の基本

 血液検査、髄液検査、CTなどの頭部画像検査はルーチンに行う必要はない

 来院時けいれんが止まっていたら、けいれん止めの座薬をルーチンに入れる必要はない

 

脳波検査について

 脳神経等の異常の可能性がない場合は、ルーチンに行う必要はない

 「神経学的に正常な単純性熱性けいれんの児にはするべきではない」(米国小児科学会)

   ・・・その理由は「脳波異常が出た場合、いたずらに保護者に心配をかけるだけ」

  ※脳波異常のある子に抗けいれん剤を予防投与しても、てんかん発症は防げない

 

☆熱性けいれんとてんかん

てんかんとは、無熱性発作(熱がないのにけいれんを起こす)を2回以上繰り返すこと

熱性けいれんからてんかんに進展、移行することはなく、別の病気である

  ・・・熱性けいれんを繰り返すとてんかんになるのではない

 

 

☆熱性けいれんを起こした子は解熱剤(熱冷ましの薬)を使ってはいけないのか?

解熱剤で熱が下がって再び上がるときにけいれんを起こすというエビデンスはない」

よって、必要に応じて使ってよい

  ・・・ただし、解熱剤でけいれんを予防することはできない

posted by jinen_kun | 21:21 | 医院・医療 | comments(0) | trackbacks(0) |
臨時休診のお知らせ☆金曜日

16日金曜日、都合により休診とさせていただきます。

 

ご不便をおかけしますが、ご了承くださいませ。

 

土曜日、日曜日は通常通り診療いたします。

posted by jinen_kun | 07:50 | 医院・医療 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヘルパンギーナ流行!?

ヘルパンギーナが流行していると、テレビのニュースで言ってました。

 

そうなんだ。

 

当院ではヘルパンギーナも、その仲間の手足口病もまだ1例も経験していません。

 

もちろん、ヘルパンギーナは「夏かぜ」の1種なので、毎年この時期に流行るんです。

 

流行、今年は遅いですよね。

 

ちなみに、ヘルパンギーナと手足口病は同じ病気です。

両方ともエンテロウイルスというウイルスによって引き起こされる“ウイルス感染症”です。

なにがちがうかというと、表現型、症状の出方がちがうのです。

 

ヘルパンギーナは口の奥に限局した病変、手足口病は口以外の部位、手のひらや足の裏、尻、膝・肘などに発疹が出ます。

口の病変もヘルパンギーナは水疱が喉の奥に、手足口病は口腔内全体に現れます。

ヘルパンギーナの方が高熱が出やすい。

 

どちらか診断に迷う例もあります。医者によっては“合併例”などと、トンチンカンなことを言う人もいます。

同じウイルスが両方の病変を起こすので、なにがその差をつくっているのか、ボクにはよくわかりません。

 

とっちにしても、ウイルス感染なので、根本治療はありません。

熱や痛み、のどの病変に対する対症療法のみです。

抗生剤は不要です。

 

登園登校は、熱がなく日常生活がふつうに送れる状況であれば、制限はありません。

人にうつすけど行っていいという扱いです。

医師による登園許可証は不要です

 

合併症には脳炎などの恐ろしいものもありますが、めったにあるもんじゃありません。未経験。

口が痛くて食べられず、脱水の恐れもあるにはあるが、めったにない。

 

改善するのをじっと待つだけです。

 

国立感染所研究所のホームページに、「週報」の報告がありますので、参考にしてください。

 手足口病:P10 ヘルパンギーナ:P12

 

※ところで、「夏かぜ」という単一の病気はありません。病名ではないのです。

 手足口病やヘルパンギーナなど、この時期に流行る感染症を総称した呼び名です。

 この時期に熱を出して受診すると、「夏かぜ」と診断されることが多いのですが、それは「原因不明」という意味です。

 そもそも、「かぜ」というのは咳やはなみずが出る病状の総称で、これも病名ではありません。

 

※と言ってたら、本日ヘルパンギーナの今季1例目を経験しました。

posted by jinen_kun | 18:19 | 医院・医療 | comments(0) | trackbacks(0) |